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殿利息を観て(5/14)

映画「殿、利息でござる!」を観た感想を、音右衛門中心にネタバレ含めて。含めてというより最初から最後まで完全にネタバレなので、嫌な方は読むことをお勧めしません。





 映画を観る前、大体のあらすじは把握し、監督から「嫌な奴でいてくれ」と言われていたことを踏まえ、重岡くん演じる穀田屋音右衛門は父に反発する嫌な奴だと思っていた。が、違った。
 話の大まかなあらすじは
伝馬役にかかる莫大な費用を自腹で負担しなければいけない吉岡宿の住人たち。おかげで夜逃げが多発し、残された者たちは苦しむことに……。そんな困窮が困窮を呼ぶ状況を一気に解決する秘策を知恵者の菅原屋篤平治(瑛太)がひらめいた!「物入りのお上へ1,000両(約3億円)貸し付け、利息をたっぷり100両(約3,000万円)頂こう」というのだ。とはいえド貧乏な吉岡宿に1,000両もの大金があるはずもなく……。(プログラムより)
この篤平治の話にまんまと乗り気になり話を進めたのが穀田屋十三郎(阿部サダヲ)。3億円を10人で集めようとするのだからびっくりぽんな話。食費や生活費を切り詰め、家にある家具やら何やら全てを売却に金にしようというのだ。
言い出しっぺの篤平治、十三郎は勿論の事、協力者の遠藤幾右衛門(寺脇康文)や篤平治の妻・なつ(山本舞香)まで、快くあらゆる物を売却し資金にすることを望んだ。
ここで登場するのが重岡くん演じる音右衛門。穀田屋家で十三郎、音右衛門、妹・加代(岩田華怜)でいるところ。十三郎が利息の話をし、亡き妻の着物まで売払い、音右衛門の反発を招いてしまうというシーン。
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その反発が嫌な奴だという。
……いや普通でしょ。これが私の素直な感想。いきなり「利息だ!物を売り払って銭を集めるぞ!」(だいぶ盛った)と言われても「何言うてんねん!」(言ってない)と言いたくなるのも分かる。この映画では唯一の反発者ではないだろうか。他の人々がよくもすぐに賛同したなぁと驚いたほど。それだけ困窮していたのかもしれないが。そして父の思いを理解出来ずにいる音右衛門であった。
ここで余談。勿論、音右衛門の出番は多くないと思っていたので中盤まで全然出てこないのを不思議に思うことはなかった。が、いきなり音右衛門が出てきた時はあまりに唐突で変な声が出そうになった。父に反発するシーンでは会話の中で「は?」というセリフがあり、その重岡くんが怖いのとかっこいいのとで、とにかくかっこよかった。また妹の加代がお嫁に行けないと心配する音右衛門!いいお兄ちゃんでもあった( ;  ; )♡


次に音右衛門が出て来るのは、
村に泥棒が出て騒ぎに。その泥棒を捕まえて話を聞くと十三郎の父・先代.浅野屋甚内(山崎努)が実はいい人であったことを知り、急いで浅野屋に十三郎が向かうシーン。(先代・浅野屋甚内は厳しい取り立てをする奴だと町人から非難されていたが、実はお金のない百姓に取り立てることはなかった優しい人だった。また十三郎は養子に出された為名前が違う)十三郎の後を篤平治が付いていくのだが、泥棒騒ぎを聞きつけ外に出ていた音右衛門も(篤平治について来いと言われ)浅野屋に行くことになった。
篤平治(瑛太)「お前もついて来い!!」∑((((((^ヮ^=ノ)ノ‼︎
このしげちゃんが可愛かった(*´艸`)
浅野屋に集まり十三郎の弟である甚内(妻夫木聡)から話を聞き、先代・浅野屋甚内は実は優しい人で十三郎たちが考えるずっと前から利息の話を考えていたことも知る。その話を聞いていた音右衛門。セリフこそないものの、ここは音右衛門の気持ちが徐々に変わり始めるシーン。父親に反発していたが、村の為にコツコツとお金を貯めていた先代の話を聞き、少しずつ父親の気持ちが分かるようになってきた。表情でそれをうまく表現できていたと思う。
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ここでまた余談。私はてっきり阿部サダヲさんと岩田華怜さんとしか共演シーンはないと思っていたが瑛太さんや妻夫木聡さんなどともガッツリ共演していて驚いた。ガチガチに緊張していたのも分かるし、そんな中で支えてもらいながら撮影頑張っていたんだなぁと思ったら愛おしくなって…(´இωஇ`)………。・゜・(ノД`)・゜・。

そしてついに千両達成!!しかし……
数年間かけて、ようやく目標金額の5,000貫文=1,000両を達成!一度は突っぱねられたお上の説得にも粘り腰で成功した。ところが、もっと搾り取れると踏んだ出入司の萱場杢(松田龍平)は「銭ではなく、金で納めよ」という条件をつける。実はお上が銭を作り始めたおかげで金と銅銭のレートが変動し、金1,000両は5,800貫文(約3億4,800万円)にまで高騰していたのだ。おかげで吉岡宿の面々は、追加で800貫文(約4,800万円)の金策を強いられるはめに……。(プログラムより)
あと800貫文足りない!そこで浅野屋甚内が500貫文出すという。(ここが1番感動する場面だったと思う。甚内の思い、家族の思い、先代の思い、それぞれが村の為にと望む姿に感動した。)そして残り300貫文。「しま屋」のとき(竹内結子)がツケを取り立て50貫文を回収。
残るは250貫文。最後の最後に協力してくれたのは誰だ?それが音右衛門!!
シーンは変わり穀田屋家で加代と手紙を読む十三郎。いきなり重岡くんのナレーション!それは音右衛門から父・十三郎に宛てた手紙の内容。
これまで何年も金策に奔走してきた父親の姿を見てきた息子の音右衛門が、仙台の三浦屋へ奉公を志願。10年分の給料を前借する形で250貫文(1,500万円)もの大金を捻出。その銭を父への置き土産にして、吉岡を去って行った。(プログラムより)
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映画予告にあったこのシーン、家元を離れ奉公先に出向く重岡くん最後のシーンでした( ;  ; )
音ちゃん超いい奴じゃん〜〜〜〜〜!!。・°°・(>_<)・°°・。
私にとってはこのシーンが1番泣けた( ;  ; )
またまた余談ですが、真剣な重岡くんの声がナレーション(手紙読んでるだけだけど)で聞こえてくるなんてなんてかっこいい声なんだ( ;  ; )




もう何書いたか忘れたけど多分まとまってない気が……
音右衛門中心に書いたからほとんど省略したけど、実話とは思えないほどとても素敵ないいお話でした。



 監督からも阿部サダヲさんからも愛されてガチガチに緊張しながらもその場の雰囲気をいい意味で楽しめたのではないかと思う。芝居がうまくいかないと「あ〜、またやってもうた!」手応えを感じると「よし、これや!」(監督談) そんな素直な重岡くんだからこそ周りも目を掛けてくれたのではないだろうか。
大物俳優さんたちに揉まれながらも実力を出し切り、また多くを吸収できたのではないかと思う。それをWESTに還元できたらグループとしても大きく成長するに違いない。他のメンバーは、テクノでござる!なんていじってきても、重岡くんの成長を感じている、はず!
次は「溺れるナイフ」。今度は恋愛ストーリーを演じるまた新たな重岡くんを発見したい。




ときどき演じることが怖くなるときもありますけど、チャレンジすることが大好きなんです。それに、自分を信じている部分もあるので、そこは思い切り飛び込むようにしています。失敗することも絶対にあるけど、挫折はない。今の僕が100%でがんばれば、未来の自分が引き上げてくれると常に思っています。そこでがんばったあとに、メンバーに会うとすごくホッとするんです。
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